「子ども部屋や別室の様子を見たいけれど、360度の首振りや自動追尾は本当に必要なのか」
「機能が多すぎて使いこなせるか不安。もっと安くてシンプルなカメラで十分ではないか」
我が家はこの疑問に対して、上位モデルの「見守りカメラ」と下位モデルの「屋内カメラ」を両方自腹で購入して答えを出しました。屋内カメラは生後6ヶ月まで夜泣きチェックに使い、現在は猫の部屋の見守りで稼働中です。
福岡市の賃貸マンションに住む2児のパパが書いています。。前回の記事では、ベビーモニターの定番「SwitchBot 見守りカメラ」のリアルな使い心地をお届けしました。
先に言ってしまうと、この2機種を「価格」で選ぶ時代は終わりつつあります。 決定的な違いは別のところにありました。68.8gという重量です。
この記事を読めば、あなたの家庭がどちらを選ぶべきか、そして買ってから「首振りがなくて足りなかった」と後悔せずに済む判断基準が分かります。
結論:動き回る前の赤ちゃんとペットなら屋内カメラ、寝返り後なら見守りカメラ
先に結論です。
| あなたの状況 | 選ぶべきモデル |
|---|---|
| ねんね期(動き回らない)の赤ちゃんを見たい | 屋内カメラ |
| ペットや部屋の一角を固定で見たい | 屋内カメラ |
| 賃貸で壁にネジ穴を開けられない/天井や壁の高い位置に付けたい | 屋内カメラ(68.8g) |
| 寝返り・ハイハイで動き回る赤ちゃんを追いたい | 見守りカメラ(首振り・自動追尾) |
| 1台で部屋全体を見渡したい | 見守りカメラ |
判断基準は「被写体が動くかどうか」だけです。 画質や音声の品質は差がないので、そこで悩む必要はありません。
そして注意点を1つ。価格差を理由に屋内カメラを選ぶのは、今はおすすめしません。 理由は後述します。

屋内カメラを使って良かった4つのこと
IT製品の目利きと、2児の父親としてのリアルな育児目線から、この屋内カメラが持つ優れたベネフィットを4つに厳選しました。
1. 画質と音声は上位モデルと差がない
下位モデルだからといって、画質や音声が劣ることはありませんでした。
解像度は上位の見守りカメラ(通常版)と同じHD 1080Pで、暗視モードも搭載されています。夜間の真っ暗な寝室でも赤ちゃんの様子は視認できました。
つまり「安い方は画質が悪いのでは」という不安は不要です。 削られているのは首振り機能だけです。
2. 視野角130度で、固定でも部屋の大半が入る
首振りはありませんが、レンズの視野角が130度あります。部屋の隅や壁際に設置すれば、一画面で部屋の大半をカバーできました。
ねんね期の赤ちゃんはベビーベッドから動かないので、固定でも「画角から消える」ことはありません。

3. 双方向の音声会話が別室からでも使える
アプリから「今いくよー」と声をかけられ、カメラ側の音も拾えます。リビングにいながら、赤ちゃんが泣いているかどうかを正確に把握できました。
なお通信のタイムラグは体感でほぼ同時程度です。リアルタイム完全同期ではない点は理解しておいた方がいいでしょう。
4. 68.8gという軽さ:両面テープで落ちない
ここがこの製品を選ぶ最大の理由です。
前回レビューした見守りカメラ(通常版)は本体195gあり、天井や壁に逆さまに設置すると自重で何度も落下しました。 一方この屋内カメラは68.8g。市販の両面テープだけで壁や棚の側面にしっかり固定でき、落下の心配がありません。
賃貸で壁にネジ穴を開けられない家庭にとって、この差は機能差より大きいと感じています。カメラが落ちれば、そのカメラの性能はゼロです。
屋内カメラのデメリット4つと我が家の対策
正直に書きます。「デメリットはほぼない」と書ける製品はありません。
デメリット1:寝返り後は画角に収まらなくなる
我が家が屋内カメラを赤ちゃんの見守りに使ったのは生後6ヶ月まででした。 動き回るようになって画角から外れるようになってからは、ペット見守りに用途変更しています。
固定カメラは、被写体が動かないことが前提です。寝返りが始まる時期を境に、130度の視野角では追えなくなる可能性があります。 生後半年以降も同じカメラで見守りたい方は、最初から首振り対応の見守りカメラを選んだ方が買い直しになりません。
デメリット2:同梱のUSB電源アダプターが大きい
同梱アダプターは厚みがあり、コンセントに挿すと手前に出っ張ります。棚裏や家具の隙間にあるコンセントを使いたい場面で干渉しました。
- 我が家の対策:同梱品は使わず、手持ちのスリムタイプのUSB-Aアダプターで代用しています。これだけで家具と壁のわずかな隙間にもすっきり収まりました。カメラを目立たせたくない場所に置くなら、薄型アダプターを別途用意する前提で考えてください。
デメリット3:暗視モードで「白いもの」が映ると画面が白飛びする
これは説明書に書かれていない、実際に困った現象です。
暗視(赤外線)モードが作動しているとき、レンズのすぐ前に白い壁、白い棚の角、白いぬいぐるみなどが被ると、赤外線がその白さに反射して画面全体が真っ白になります。 肝心の奥の様子が何も見えません。
我が家の対策: カメラの視界の前方は何も置かず、すっきり開けています。設置時に暗視モードをオンにした状態で一度画面を確認することを強くおすすめします。昼間に設置して満足していると、夜になって初めて気づきます。
デメリット4:録画保存と動体検知について
様子を見る専用なので、動画保存は使ってません。動態検知は便利な反面、通知が頻繁に来るのでOFFにしています。
【重要】価格差で選ぶのは、もうおすすめしません
ここが今回お伝えしたい一番のポイントです。
以前は「屋内カメラは圧倒的に安い」という明確なメリットがありました。しかし現在、見守りカメラには「Plus 3MP」「Plus 5MP」といった複数のモデルが追加されており、上位モデルでも4,000円前後で販売されている時期があります。
つまり首振り付きモデルとの価格差は、以前より縮まっています。
それでも屋内カメラを選ぶ理由は、価格ではなく「68.8gの軽さ」です。
- 天井や壁の高い位置に、両面テープだけで設置したい
- 賃貸でネジ穴を開けられない
- 落下のリスクを完全に排除したい
この条件に当てはまるなら、価格差がゼロでも屋内カメラが正解です。 逆に、机や棚の上に置くだけなら、少し足して首振り付きを選んだ方が長く使えます。
比較表:屋内カメラと見守りカメラの違い
| 項目 | 屋内カメラ | 見守りカメラ(通常版) | 見守りカメラ Plus 3MP/5MP |
|---|---|---|---|
| 本体重量 | 68.8g | 195g | 【要確認】 |
| 首振り・自動追尾 | なし(固定) | 360度対応 | 対応 |
| 視野角 | 130度(固定で広角) | 360度(可動域全体) | 対応 |
| 解像度 | HD 1080P | HD 1080P | 300万/500万画素 |
| 双方向音声 | あり | あり | あり |
| 暗視モード | あり | あり | カラーナイトビジョン対応 |
| 両面テープ設置 | 可(落下しない) | 不向き(自重で落下) | 【要確認】 |
| 向いている家庭 | ねんね期・ペット・賃貸 | 動き回る赤ちゃん | 画質重視 |
※価格・仕様は変動します。購入前に公式サイトおよび各販売サイトで最新情報をご確認ください。
選び方はシンプルです。被写体が動くなら首振り付き、動かないなら屋内カメラ。 画質で悩む必要はありません。
設置前に確認したい2つのこと
鉄則1. Wi-Fiは2.4GHz帯に接続する
SwitchBot のカメラは2.4GHz帯のWi-Fiに接続します。 5GHz帯にしか繋がらない設定になっていると、セットアップの段階でつまずきます。ルーターが2.4GHz帯を配信しているか事前に確認してください。
なおカメラの利用自体にハブ(ハブミニ/ハブ2)は必要ありません。 カメラは直接Wi-Fiに繋がります。ハブが必要になるのは、赤外線家電を操作したい場合や、機器同士を連携させたい場合です。ここは混同しやすいので補足しておきます。
鉄則2. 設置したら、夜に一度画面を確認する
前述の白飛び対策です。暗視モードでどう映るかは、暗くしてみないと分かりません。 設置当日の夜に必ず確認してください。
こんな人には屋内カメラは向きません
- 寝返り・ハイハイ期の赤ちゃんを見守りたい … 画角から外れます。首振り付きを選んでください
- 1台で部屋全体を見渡したい … 固定130度では死角が出ます
- 価格の安さを最優先している … 上位モデルとの差が縮まっており、安さのメリットは以前ほどありません
- カメラを机の上に置くだけで良い … 軽さの利点が活きないので、首振り付きの方が得です
逆に、賃貸で壁や天井に貼り付けたい方には、これ以外の選択肢がほぼありません。 195gのカメラは落ちます。
よくある質問
Q. 画質は上位モデルより劣りますか? A. 通常版の見守りカメラと同じHD 1080Pで、体感の差はありませんでした。ただしPlus 3MP/5MPは画素数が上がるため、そちらとは差があります。
Q. 見守りカメラの代わりに使えますか? A. ねんね期なら使えます。 寝返り後は画角の問題が出るため、長く使う想定なら首振り付きをおすすめします。
Q. 賃貸の壁に貼れますか? A. 68.8gと軽いので市販の両面テープで固定できます。剥がすときに壁紙を傷めないよう、下地にマスキングテープを貼っておくと安心です。
【比較まとめ】通常の見守りカメラとどっちを選べばいい?
前回の記事で紹介した「見守りカメラ」と、今回の「屋内カメラ」のどちらを選ぶべきか、迷ったら以下の基準で判断してください。
| 比較項目 | 見守りカメラ(通常版) | 屋内カメラ(本記事のモデル) |
|---|---|---|
| 本体重量 | 195g | 68.8g(軽量・両面テープ設置OK) |
| 首振り・自動追尾 | 360度対応 | 非対応(固定設置向け) |
| 視野角 | 360度(可動域全体) | 130度(固定でも広角) |
| 画質・音声 | HD 1080P・双方向音声 | HD 1080P・双方向音声(遜色なし) |
| 向いている家庭 | 赤ちゃんが動き回る/広範囲を見渡したい | ピンポイント設置/賃貸で壁を傷つけたくない/コスト重視 |
まとめ:選ぶ基準は「価格」ではなく「被写体が動くか」と「どこに貼るか」
SwitchBot 屋内カメラは、首振り機能を削ることでシンプルさと軽さを実現したカメラです。画質・音声・暗視は上位モデルと差がなく、ねんね期の赤ちゃんやペット、部屋の一角を固定で見守る用途では必要十分でした。
ただし2点は正直にお伝えします。寝返り後は画角に収まらなくなる可能性があること。 そして上位モデルの価格が下がっており、価格差で選ぶ論拠は弱まっていること。
それでもこのカメラを選ぶ理由があるとすれば、68.8gという軽さです。 195gのカメラが天井から落ちる経験をすると、この数字の意味が分かります。賃貸でネジ穴を開けられない家庭には、代わりがありません。
どこで買うのが良いか
すぐ届いてほしい・ポイントを使いたいならAmazonや楽天で問題ありません。私も普段はこちらです。
公式ストアには有料の延長保証やセット販売が用意されています(内容は時期により変わるため、購入前にご確認ください)。カメラは常時通電で稼働し続ける機器なので、保証期間の長さがそのまま安心につながる製品カテゴリです。ハブや温湿度計とまとめて導入する場合も、セットの方が総額を抑えられることがあります。

まずはあなたの家庭の用途に合わせて、最適なカメラからスマートホーム化の一歩を踏み出してみてください!
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